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今年もあと1ヵ月、子どもの読解力がヤバいです。

JUGEMテーマ:手造りおもちゃ



今年も、残すところ、後1ヵ月となりました。今年も例年通り、クリスマスのオーナメントで楽しんだ後、クッキー造りで締めくくる予定ですが、今年も喜んでくれるでしょうか。

今年は、肺炎で救急車のご厄介になり、そのままン十年ブリの入院生活を送るなど、突然の健康不安問題が浮上。おかげで、長年のお仕事をお断りしたり、長年続けてきた、鳥見仲間との忘年会も見送るなど、色々ありましたから、正直、無事新年を迎える事が出来るように、必死だったりするんですがw

この1年、子ども界の方も、相変わらずあまり明るくなるような話題が乏しかったですな。

せっかく組体操が下火になってきたと思ったら、今度は、『人間起こし』とかいう新技が編み出され、相変わらずけが人続出、いかに今の学校では、子どもの安全が、軽く考えられているかを、改めて見せつけられてしまいました。

英語教育の前倒しや、小学校へのプログラム学習の導入等、学校でやる事は増える一方ですが、指導体制の方は相変わらずで、教員の負担は増えるばかり、子どもの負担も、同様に増えるばかりです。

うちに来てくれている子ども達には、まだ先の話ですが、大学入試で採用されるはずだった、民間試験が、直前で1年延期となりました。これで、次年度の大学入試の概要が固まったかと言うと、未だ、記述式試験の導入でもめており、いつになったら決まるのか。受験生にとっては、大迷惑な上、そもそも、肝心の各大学が優秀な学生を選抜する上での効果も、どちらの試験も「未知数」どころか、逆に基礎学力を幅広く問う、マークシート式の試験が最も有効ってデータもあるらしいので、ほんと、何のための大騒ぎなのか。

今年話題になった中で、子どもの成長を考える上で、最も気がかりな話は、「子どもの8割は、読解力がAI並み。教科書を正確に読み取るだけの読解力がない。」なんだけど、学校や文科省はもちろん、国の教育再生会議でも、さして気に留めていない様子。読解力って、あらゆる学力の一番基礎的は部分なのに、それに大きな問題があるって話を、誰も気にしなくてもいいんですかねえ。

「読解力の不足」をというと、即、本を読まないとか、本を読む時間が不足しているといった方に関連付けそうなのですが、実は、読解力の大もとは、家族との日常会話で身に着けるもので、それが不足しているという事は、家庭での会話が一方通行だったり、乏しかったりという事が、原因になっている可能性の方が、よほど高かったりします。

もちろん、日常会話なので、そんなに難しい話を始終交わしている必要は全くないのですが、会話というのは、基本、言葉のキャッチボールなので、言葉のやり取りの大半が、親から子への一方通行に終始していたりすると、言葉を読み取る能力は育ちません。4歳児、5歳時でも、毎日あれこれ親に話しかけ、親の方も、それに応えてあれこれ話をするような経験を積み重ねていれば、その年齢なりの、理解力が育って行きます。

何気ない会話でも、毎日の積み重ねは大きいです。一方通行のやり取りだけを積み重ねてきた子と、毎日の会話のやり取りを積み重ねてきた子では、同じように1年生になって、同じように教科書を開いて読んでも、その理解には、大きな差がついてしまいます。そこに、また、幼少期の本の読み聞かせや、自分の読書経験が積み重なったら、その差は、かなりの大きさになってしまいます。

が、それ以上に大きいのは、家で言えば、しっかりした基礎が既に作られている上に、これからの経験を積んでいけばいい子と、ロクに基礎ができていないところにこれからの経験を積んでいかなければいけない子との差というべきところで、才能や個人の資質は人それぞれにしても、その差を個人の努力で埋め合わせていくには、かなりの努力が必要になってきちゃう点。

怖いのは、今の学校の教育の進め方や、高校、大学等の入試においては、読解力が不足していても、ある程度のところまでは、暗記力等で補えてしまうところで、それ故、大きな問題にも関わらず、あまり取り上げられないのでしょう。機械的に物事を行うのであれば、ある程度のお事は出来るんだけど、その実、当人は、その内容をほとんど理解していないって、困りませんかねえ。世の中そんな人間ばかりになっては、とんでもなく、怖ろしいことにもなりかねないんですが。

日常的なコミュニケーション能力や、理解力が疎かにされきた結果と考えれば、読解力の不足はとかく急ぎ過ぎの今の教育の在り方の欠陥と考えられなくもありません。今年は、たまたま、かのレオナルド・ダ・ヴィンチの没後500年とかで、その生涯を扱ったTV番組も放映されていましたが、その経歴がなかなかのもので、画家や彫刻家といった狭い範疇に留まらず、数学や天文学、解剖学等幅広い領域で才能を発揮した人物でありながら、家庭の事情から、教育らしきものはほとんど受けられず、初めてまともに学問の知識に接したのは、画家として認められ、メディチ家の庇護を受けられるようになった35歳からという話を聞いてしまうと、歴史上並ぶ人のいない天才だったとはいうものの、早期教育って何だろうと思っちゃいます。

誰もが同じようには行くはずはないんだけど、少なくとも、雑な知識の詰め込みを、幼い頃から繰り返させられるよりは、自分の興味のある事柄を、じっくりゆっくり学ぶ方が、よほど身に着くものは、多いのではないかとか、考えさせられますよねえ。取り敢えず、今年もあとわずかですが、この時期に今一度、お子さんとのやり取りが、一方通行になっていないかどうか、ゆっくり会話を交わす時間がどのくらいあるかを、振り返ってみませんか。


■これまでに取り上げた「手造りオモチャの造り方」の一覧、順次更新中。→ 手造りオモチャの造り方一覧(元気編)
 手造りオモチャの造り方一覧(科学編・しっとり編)


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author:Uncle K, category:子供の時間, 15:37
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