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子育ては、「子どもを信じて待つ」が大事

JUGEMテーマ:手造りおもちゃ



先日は、久し振りにオチビさん達と一緒にスライム造り。大変盛り上がってこちらも楽しませてもらいました。それぞれに、あれこれ自分なりの世界を紡いで、最終は、パフェとも、クリームソーダともつかぬものが出来上がって無事終了。途中、「ダイオウイカさんの寝床」とか何とか、次々飛び出すそれぞれのストーリーを聞いているのも楽しいですが、色水で薄めた洗濯ノリ(PVA)が、硼砂(ほうしゃ)の水溶液を混ぜる事によって固まる過程を体験する中で、単に「楽しい」だけじゃなくて、「どうして、かため液(硼砂の水溶液)を混ぜると固まるの??)という、科学の目への芽生えもちゃんと、示してくれていて、幼いながらも頼もしいです、子ども達。

もちろん、幼稚園に通ってるオチビさんに、ちゃんとした仕組みが理解できるわけではないのですが、こういう経験の積み重ねがあるか、ないかが、将来、ちゃんと理科を学ぶ際、単に知識を詰め込むだけの暗記科目となってしまうか、自分なりの興味を持って学んで行けるかを分ける事になります(本当は、学校の授業でも、ちゃんと興味を掻き立てるだけの余裕があるといいのですが)。学習する内容に興味が持てるか持てないかは、学習意欲を大きく左右しますし、だいたい、単にテストのためだけにする勉強では、目先のテストの点数を取るには役立っても、ちゃんと身には付きません。やはり、勉強した知識をしっかり自分のものとするためには、興味があって「知りたい。」、「分かるようになりたい。」って気持ちがないとね。それには、学習内容を身近なものとして感じられる、経験の積み重ねが必要。

もちろん、やらせる方としては、それを狙っているわけではありません。その場は、「楽しい」、「面白い」だけでいいんです。「この社会には、こんなに面白いものがたくさん溢れている」と思わせるのが肝要。その積み重ねは、必ず、無駄にはなりません。

閑話休題。

ツイッターで近頃引っかかったツイート。「天才、秀才は、ダメ親でうつになる」(うろ覚えなので、微妙に違っているかも)。「もうちょっと、言い方あるだろ!」とは思いましたが、思い当たるふしがないでも。類まれな才能を持っているほど、才気に走って暴走しやすいものですが、基本、親というものは、子どもに普通を求めるもの(普通と言いながら、親の考えている普通のレベルが、世間の尺度で、「かなり優秀」ってレベルだったりしますが)。常識から外れた行動を理解できない親との軋轢で、必要以上に子がストレスを感じる例は、自分も、まま、目にしてきたパターン。

また、子の持つ才能は、必ずしも親の希望とマッチした方向に伸びるわけではありませんので、音楽に恵まれた才能を持っている子を、親が、一生懸命、一流のサッカー選手の育てようとして、せっかく持っている才能を潰してしまう、なんて例も、残念ながら、しばしば目にする光景。

そういう例が多々ある事を思うと、一流のバイオリニストの経歴で、「5歳の頃から練習を始め…、子どもの頃は、練習が嫌で嫌で…」なんて話を聞くと、「なるほど」とはとても思えず、「もし、バイオリンに向いてない子だったら、悲劇やったなあ。向いててよかったなあ!」と安堵の気持ちが先に立ちます。幸い才能に恵まれ、世界的に名が売れたバイオリニストとなった方でも、子供の頃からずっとバイオリン(あるいは、ピアノ)漬けの日々を送ったストレスが消えない上に、なまじ、名が売れて、今度は、コンサート等に忙殺される日々を送るストレスが加わったためか、精神状態が不安定になり、長期の休養を余儀なくされた方もみえます。一方で、中学、あるいは、高校に入ってから、急に音楽に目覚め、世界的な演奏家になった方もみえたりするので、そういった話を聞くと、よけいに同情してしまいます。

当人に才能があれば、放っておいても、時期がくれば自然と花開くものなんですよね。なのに、オリンピック等のある度に、メダリストを取った方を取り上げて、「〇才から競技を始め」なんて話が毎度取り上げられますが、ああいうの聞くたびに、それで勘違いして、子どもをあれこれ引っ張りまわす親が多数現れはしないかと、毎度、心配してしまいます。そういう動きをヒートアップさせるべく、ネット等でも、頻繁に「〜は、〇才までに始めないと」なんて商売目的の広告記事が多々。間違っても、ああいう記事に騙されてはいけません。

それなりの環境さえあれば、放っておいても、子どもは色々なものに興味を抱きます。ある時期、心配になるほど、何かに熱中していたのが、何かのきっかけで、ガラッと興味の対象が変わったりも、普通にある事。今では、名人、上手と言われ、「転職に恵まれた」などと言ってみえる方も、それを始めるきっかけは、単なる偶然だったり、下手をすれば、最初はやむを得ずだったりする事も。これだけは、やはり、時間をかけて見守っていかないと。親に出来るのは、子どもに寄り添って、見守って、子どもが自ら選んだ道を、そっと後押しして上げる事ぐらい、だと思っていて頂ければ、ありがたいのですが。

まずは、親だったら、「この子は、ちゃんと自分で成長していける」と、子どもを信用してあげないとね。今、大人になった元教え子達を見てると、本心から、そう思います。



■これまでに取り上げた「手造りオモチャの造り方」の一覧、順次更新中。→ 手造りオモチャの造り方一覧(元気編)
 手造りオモチャの造り方一覧(科学編・しっとり編)


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少し前から、学習の指導も始めました。「子ども達に分かる楽しさを知ってもらおう」という趣旨で、学習や学校生活でのお悩み相談にも応じておりますので、お困りの事等を抱えておいでの方は、特に費用等は頂きませんので、お気軽にご連絡を。

※ツイッターアカウントは @dorasuky

author:Uncle K, category:子供の時間, 22:19
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