RSS | ATOM | SEARCH
ロボットは文章を読めない では子どもたちは「読めて」いるのか︖

JUGEMテーマ:手造りおもちゃ



先日、久し振りに、幼稚園の年中さんが、3才の弟を伴って入会。しばらく、教室内をウロチョロして、あれこれ興味深げに古い作品等手に取ったりした挙句、「水彩絵の具で絵を描きたい」と言い出したので、一緒に筆洗に水を汲んだり、あれこれバタバタと準備をして、急きょお絵描きの時間に。

途中、適当なところで画用紙を交換してあげたり、何度か筆洗の水を交換したり、けっこう世話はかかるのですが、いかにも気持ちよさげに精力的に筆をふるう姿を見て、「ああ、このぐらいの年齢だと、こんなに自由に絵が描けるんだよなぁ。」と、こちらも楽しい気分に浸らせてもらいました。絵の出来不出来以前に、「ウニがヒトデに食べられる!!」とか、「ダイオウイカが!!!」とか、次々イメージが湧いてくる様は、見ていて、ほんと、清々しいです。(連れてみえた保護者の方のお話では、その類の図鑑を開いて眺めるのが大好きなんだとか)

お絵描き


まあ、長年こんな事やっているんで、これが、これから、字を覚えたり、色々覚えてくると、段々勢いがなくなってきて、小学校へ行くようになると、あっという間に委縮したような絵しか描けなくなる子が多い事を思い出してしまって、いかんのですが。

閑話休題。

先日のYahoo!ニュースに、「AI研究者が問う ロボットは文章を読めない では子どもたちは「読めて」いるのか?」 って記事が。

内容は、「ロボットは東大に入れるか(東ロボ)」プロジェクトで知られる人工知能(AI)の研究チームが、子どもたちの読解力を調べるテストを始めたってお話。
将棋や囲碁で名人を打ち負かせて何かと話題になってるAIですが、記事によると、AIは、「徳川家康は(   )年の関ヶ原の戦いで、石田三成らの西軍を破った」という穴埋め問題で、(1600)と回答は出来るものの、そもそも文章の意味を読み取っているわけではなく、「戦い」や「破る」がどういう事態を指しているのかすら理解できておらず、単に、膨大な量のデータを検索、その検索結果から、文字通り機械的に「1600年」という正解を導き出しているだけで、つまり、「文章は読めない」だけど「問題は解ける」という理屈。

ここまで記事を読むと、長年子どもの学習に付き合った身にはピーンとくるものが。

実は、この特定のキーワードとパターンを組み合わせて解き方や答えを考える思考法、何もAIの専売特許じゃなくて、生身の小中学生の中にもざらに見られる現象。この考え方が染み付いてしまったものの、消化不良を起こし学力不振から抜け出せない子も多々いますが、逆に、要領よく使いこなして、テストではそこそこの成績をおさめている子も。

ただ、これが染み付いてしまうと、国語、英語等、ある程度読解力を必要とする教科は、極端に苦手だったりする子が多く、この点でもAIの特性とぴったり一致してたりするんですよね。

そこで、やはりこの事に気づいた「東ロボプロジェクトチーム」が、子ども達の読解力を調べるテストを行い始めたというのが記事のテーマ。

今のところ、小中学生を対象に予備調査を終え、本調査に着手し始めたところだそうですが、取り敢えずの予備調査の結果は、

約5割が、教科書の内容を読み取れておらず、
約2割は、基礎的な読解もできていない

といういささか心配な内容。

そもそも、読解力は、幼い頃からの家庭内での親子の会話の量だったり、読書の習慣がどの程度あるかだったりに大きく影響されるものではあるんだけど、読解力の不足を「家庭内での過ごし方の問題」で済ませてしまっては、公教育の役割が十分果たせていないって事で、学校がそれを補う役割を担えていないといけないはずなんだけど、学校の先生自体、「ミカンをひとり2個ずつ、5人に配ったら、ミカンの数は全部でいくつ?」なんて問題で、「〇ずつ」と「全部でいくつ」が出てくるから、これは掛け算、なんて、キーワードとパターンを組み合わで考えるような解き方推進するような教え方したりする例多いんで、めっちゃ心もとない状況。

小学生の頃から、英語やプログラム言語とか教えても、まともに教科書の内容すら理解できない読解力では、使いこなせず、全然意味ないと思うんですが、相変わらず、詰め込む量を増やす方にばかり熱心ですが、記事中にあるように、早晩、AIに出来る仕事はAIの取って代わられるって将来予測なんでねえ。もう少し、教育を司る行政や政治が頭を切り替えてもらえんものですかねえ。


■これまでに取り上げた「手造りオモチャの造り方」の一覧、順次更新中。→ 手造りオモチャの造り方一覧(元気編)
 手造りオモチャの造り方一覧(科学編・しっとり編)


どろん子造形教室@ほぼ名古屋生徒募集中

活動内容の詳細はこちらから ⇒⇒⇒ スケジュール 一覧

少し前から、学習の指導も始めました。「子ども達に分かる楽しさを知ってもらおう」という趣旨で、学習や学校生活でのお悩み相談にも応じておりますので、お困りの事等を抱えておいでの方は、特に費用等は頂きませんので、お気軽にご連絡を。

※ツイッターアカウントは @dorasuky
author:Uncle K, category:子供の時間, 16:55
comments(0), trackbacks(0), pookmark
Comment









Trackback
url: http://doronko.officeuk.biz/trackback/164