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夏休み!存分に子ども等に退屈する時間を!!!

JUGEMテーマ:手造りおもちゃ



今年も、夏休みの時期になりましたなあ。

自分の子ども時代を思い出すと、何度か海水浴に連れて行ってもらった事は覚えていますが、たいていは、朝の食事もそこそこに、タモと虫かごを持って家を飛び出し、時間を忘れて虫取りに歩き回ってるような子どもでしたな。当時の子どもは、時計もスマホも持ってないんで、お腹が空くのが帰宅の合図。あまりに夢中になり過ぎて、昼ご飯の時間をはるかに過ぎても家に帰らず、心配した母親が、交番に捜索願を出して、家に帰ったら、近所の人も混じって大騒ぎになってて、ビックリしたって事も、1、2度あった覚えが(笑)。

この時期になると、工作のネタを並べた拙ブログも、にわかにアクセス数が跳ね上がる時期。相変わらず、事前指導も何もないまま、自由工作とか自由研究とかの宿題が、定番のように出されているようで。特に指導もないまま「自由」とか言われても、子ども等も困るわけで、半分以上親がかりでかろうじて間に合わせてる家庭も多いのでは、と想像すると、条件反射のように夏休みのたびにこんな宿題出すの、いいかげんに止めたらとか思うんですが。

それに加えて、「夏の生活」やら、読書感想文やらも当然あるわけで、せっかくの長期の休みなので、もっと子ども達に、存分に日頃できない事をやらせてあげる暇をつくってあげれば、と思うのですが。

近頃は、子ども向けの、体験教室やら、イベントやらも盛りだくさん。こちらは、自分も自然観察会なんぞで講師に駆り出された事もあるので、あまり大きな事は言えませんが、「家で、ゲームばかりしてるよりは、色々な体験をさせた方が」と、あちこちのイベントに連れだしたりする親御さんも多いようで。

まだ、小学生の間は、こんな感じで済んでますが、中学生ともなると、今度は、連日の部活三昧だったり(好都合な事に、甲子園の高校野球を例に挙げるまでもなく、この時期に合わせて各種大会が集中してたりします)。

ただ、繰り返しますが、せっかくの長期休暇。子ども達に一番必要なのは、時間を持て余して「何、やろうかな」と考える体験。ありあまる時間をどう使うかを、自分で考えるプロセス自体が、大人への階段を歩ませる原動力なので、少なくとも、教育の専門家辺りは、もう少し、この辺りの認識を変えて欲しいのですが。

暇を持て余して、家でゴロゴロしていたり、ダラダラ、ゲームをして過ごす姿は、大人の目から見れば、無為に時間を過ごしているように思いがち。学校の先生が、むやみに宿題を与えたり、部活に引っ張り出したりするのも、親が、あちこちのイベントに連れて行ったりするのも、無駄に時間を浪費させず、有意な時間で、子どもの一日をできるだけ埋め尽くそうって算段。

子どもの方は、逆に、退屈しないように何をしようかと頭を悩ませる必要がなく、大人の指示通りに動いていればいいので、楽と言えば楽なんですが、それって、せっかく自分の行動を自分でコントロールするすべを学ぶ機会、考えを巡らせて発想力、創造力を膨らませる機会を、大人自らが奪ってるって事に他なりません。結果、指示された事は器用にこなすけど、指示された以上の事は、進んでやろうとはしない人間を量産する事になります。

子どもは、基本、能動的な生き物ですから、退屈する時間は、彼らにとっては耐え難い時間。放っておいても、何か面白そうな事を考えだし、色々な遊びをひねり出します。もちろん大半は、大人から見ればおバカな事、ろくでもない事なのですが、子どもって、そういう事を繰り返しながら、少しずつ人生に必要な大切な事を学んでいく生き物。いずれは、それが、何かをなしとげるために必要な事へと踏み出すきっかけを掴む事へと繋がっていくのです。

折しも、今朝の朝刊教育面に、「夏休み16日間 短縮に衝撃」という見出しで。静岡県吉田町の小中学校が次年度より、夏休みをお盆を挟んだ16日間、前後の週末を除けば、実質10日間に減らすという記事が。2020年度より導入される新たな学習指導要領で、大幅に指導内容が増えるのを見越した動きとの事ですが、これこそ、教育行政を司る人達が夏休み等の長期休暇の意義を全く理解してない証明のような政策。この国では、たいてい、子どもの発達の仕組みへの理解がほとんどない方達によって、教育の在り方が決められるのが常で、ほんとに困ったものです。

夏休み、家族の思い出作りのために、家族旅行やイベントへの参加を計画されるのは、それはそれで大事な事だと思います。

ですが、その際も、出来るだけ、子どもの意思を大切にしてあげて下さい。そして、最高のプレゼントとして、有り余る「退屈する時間」を最優先して贈って頂ければ、お子さんの成長を促す、充実した夏休みとなる事請け合いです。


■これまでに取り上げた「手造りオモチャの造り方」の一覧、順次更新中。→ 手造りオモチャの造り方一覧(元気編)
 手造りオモチャの造り方一覧(科学編・しっとり編)


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少し前から、学習の指導も始めました。「子ども達に分かる楽しさを知ってもらおう」という趣旨で、学習や学校生活でのお悩み相談にも応じておりますので、お困りの事等を抱えておいでの方は、特に費用等は頂きませんので、お気軽にご連絡を。

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author:Uncle K, category:子供の時間, 19:28
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