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子どもの問題行動

JUGEMテーマ:手造りおもちゃ



ネット上から漏れ聞こえてきた情報によると、今は「発達障害ブーム」なんだとか。

初めて聞いたときは、「何を今更」とか「言うに事欠いて、『発達障害』にブームとは」というのが正直な感想でしたが、よくよく聞くと、マジで一種のブーム状態のよう。そう言えば、度々、Eテレ等で発達障害を取り上げた番組を目にしますし、Nスペ等でも、発達障害を番組タイトルで謳った放送があったり、新聞、TV等で度々取り上げられるようにはなってきました。

ブームというなら、いっそ、発達障害に関する一般の理解も深まればいいんですが、そこがそれ、ブームの常。各々の特徴も知らないまま、いたずらに言葉だけが独り歩きしている感じで、少々目立つ行動が多い子をロクな根拠もないまま、「あの子『アスペ』だから」などとと言われてしまう恐ろしい状況が出現しているようで。

ママさん達の仲間内での噂話のレベルでも、そんな傾向は困ったものなのですが、学童等の放課後クラブの指導者達や、学校の先生も含めて、似たり寄ったりのところがあったりするのは、ほんと困ったもの。

だいたい、専門の精神科医でも、そちら方面の方の治療に慣れた方じゃないと、しばしば誤った診断を下したり、そちら方面に明るい医師でも、個別の事例に関してはしばしば診断名がバラけるほどのものを、自閉症もアスペルガーもADHDもはっきり区別がつかない程度の知識で、レッテルだけ張ってもしょうがないんですが、取り敢えず、思ったように指導が伝わらない子や少々手がかかる子は「あの子は、発達障害だから」としてしまう事で、自分がうまく指導できていない事の免罪符になるような風潮まで感じる例が多々で、せっかくの世間の関心の高まりが、当事者の子達にとって何の救済にもなっていない感じがするのは、流石に救いがなさ過ぎますわなあ。

元々、ブームなんて言われる以前から、日本は、世界で最も発達障害に関する書籍の出版数が多い国と言われてますが、同時に、「母親がたくさん抱っこすれば自閉症は発症しない」だとか、「〇〇すれば発達障害は治る」とかいったような、いわゆる「トンデモ本」の割合も世界で群を抜いているって話なんで、ブームと言われながらも、単にその延長線上をウロチョロして終わっている感が強いですが、元来、子どもが10人いれば、十人十色。発達障害もやたらにグレーゾーンが広く、自閉症とかアスペルガー症候群とかも、微妙に複数の症状を併せ持った子がいたりで、あまり細かくレッテル貼りをしても大して意味がないって事で自閉症スペクトラムとかって考えが出てきりしているわけで、そんな中、未だに「あの子も発達障害の可能性が」とか、むやみに認定の幅を広げるのは余計に意味がないのでねえ。

それよりも、頭を使わなきゃいけないのは、その子その子の特性に合わせてうまく伸ばしていってやるには、周りの大人がどう対処すればいいかって部分。

その点、発達障害って概念が広がるにつれて、それぞれの子の抱える問題に合わせた対処法がきめ細かく研究されているので、むしろ、そちらの知識が広まれば、発達障害であるかどうかに関わらず、グレーゾーンの子や生育環境に問題を抱えているような子も含めて、助かる子はたくさんいるはずなんだけど、残念ながら、そちらの面の知識は、子どもへの指導が職業となってる学校の先生等でも恐ろしく乏しいのが現状。

どだい、子どもの種々の問題行動に対して、「厳しく叱りつける」以外の対処法を持ち合わせてみえない指導者が、学校に限らず多々みえますが、周りの大人の関心を自分の方に引き付けておきたいがために問題行動を繰り返す子なんて割によくみられるパターンなんで、こんな子に対してむやみに指導する側がいきり立って叱りつけたら、相手の思う壺、ますます、行動をエスカレートさせるだけで、逆に、しばらく無視するぐらいが問題行動を鎮めるには効果的なのに、この手のケースで「まだ、叱り方が足りない」と考える指導者が、残念ながら、10人中、7〜8人いるのが、現実。

ま、ただでさえ余裕のないこの国の学校の先生ですから、個々の子の事情に合わせた配慮を完璧に望むのは難しいかも、とは思いますが、それでも文科省は障がい者も普通学級でともに学ぶインクルーシブ教育を掲げてますから、子どもの中には、そもそも「忘れ物をしないように必要なものをカバンに詰める」とか普通に「ものを整頓する」能力が生まれつき欠けている子もいる、だとか、突発的な出来事や急な予定変更などに出くわすと、対応できずにパニックに陥る子がいる。パニックに陥るのを避けるためには、どのような対処が有効か、てな知識だけでも、もう少し広がってくれるとかなり違うものが出てくると思うんですが。

もちろん、社会全般、特に、子育て中のパパさん、ママさんにも、この発達障害ブームとやらをきっかけに、もう少し発達障害に限らず子どもの発達(子どもとはなんぞや)という部分に、正しい理解が広がってもらえると、それがひいては、幼保や学校、放課後クラブ等での子どもに対する接し方の改善にも繋がるし、もっと、ずっと子ども達の生きやすい社会を創る事にも繋がるので、むしろ個人的には、そちらに期待をしたいと思っているのですが。


■これまでに取り上げた「手造りオモチャの造り方」の一覧、順次更新中。→ 手造りオモチャの造り方一覧(元気編)
 手造りオモチャの造り方一覧(科学編・しっとり編)


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author:Uncle K, category:子供の時間, 17:35
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