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"遊び"じゃないと身につかない
JUGEMテーマ:手造りおもちゃ


長年、野鳥の調査活動に携わっている事もあって、講師役等で、野鳥の観察会や自然観察会、保護活動等に関わる機会が多く、最近も、名古屋市守山区の志段味で新たに始まった保護活動の一環で、野鳥の観察会の講師に引っ張り出される事が決まったばかり。

いつの頃からか、この手の集まりでは参加者の多くが既に現役を退いたような高齢世代って傾向が出来上がっちゃいましたが、若い層で目立つのが、小学生ぐらいのお子さんを伴った家族連れ。

我が子に、少しでも虫やザリガニ、カエル等に触れさせたいとお父さんが奮闘したり、って光景もさほど珍しくなくなってきました。

また、特に観察会等に参加といった形ではなくても、名古屋でCOP10という国際会議が開かれた際に、私も関わって、溜め池、水路等の整備が行われた千種区の平和公園では、お父さん、お母さんの見守る中、造成された水路等で、バケツを脇に置き、水の流れの中にタモを突っ込んで、水底を探る子どもの姿も目につきます。

中には、こちらが自然に顔や名前まで覚えてしまうほど、熱心に通ってくる子もけっこういたりするんですが、残念ながら、中学、高校といった年齢になってしまうと、ほとんどの子が姿を消してしまい、その後復活する例がほとんどありません。

「小学生の時には本を読むのが好きだった子も、中学になると、受験競争や部活等で時間がなくなり、本を読む習慣が途切れてしまう」なんて話は、かなり以前からあり、自然と触れ合う活動なんぞは、もっとそういう影響は大きいだろうし(なにせ、成績アップに関係しそうな読書でさえ、ですからねえ)、ゲームやスマホ等、娯楽も多様化、身の回りにバーチャルな刺激が溢れかえってますから、そういった面での影響もかなりあるとは思いますが、それ以前に、ムシや、ザリガニ等への触れあい方が、自分らの子ども時代とはかなり違ってきているのも大きいような気がするんですよね。

そもそも、自分達の子どもの頃は、身近なオモチャや遊び相手って感覚で、親が奨励どころか、親の目を盗んで、虫捕りや魚捕りに出かけるって感じ。「自然と触れ合わせたい」って目的で、親がかりで出かけるのとは大きな差が。

「触れ合せる」って響き自体、「将来のために色んな事経験させておきたい」だとか「理科的な好奇心を育てたい」とかって、そこはかとなく「教育的な香り」が漂ってしまって、それがもうアウトって感じ。

いざ、引き上げる段になると、「死ぬと可哀想だから、逃がしてあげなさい」とかっていうのも、子ども的には、「なんじゃ、それ!」って感じが。

自分らの子ども時代には、完璧に遊び道具って感覚で、「可哀想!」なんて気持ちは露ほども。タコ糸で縛って飛ばせてみたり、カブトムシ同士、取っ組み合いさせたり。トンボの羽をむしり取るぐらいはかわいい方で、火を付けた爆竹縛り付けて放し、「空中爆発じゃ!!」みたいな、かなりな残虐行為も。

ただ、興味本位でいじり尽くす中で、本等の意味で身近な存在となり、そこから色んな興味が湧いてきたわけで、今、保護だ!何だ!やってる連中は、子ども時代、その種の悪行をやり尽くしたって感じの連中ばっかり(昔の悪事の罪滅ぼしかと思うぐらい(笑))。
中には、「捕り過ぎると、数が減ってしまう」なんて考えの人もいるみたいだけど、子どもがいくら熱心にタモを振り回しても、生息数に影響を与えるほど捕まえるなんて無理、無理!

心底、子どもを自然に触れあわせたいと思うのなら、親の役割りは、触れあえそうな場所に連れ出すところまで。実際、どんな楽しみ方をするのかは、あくまで子ども次第。

現地に着いたら、親や、大人の方は、大怪我だけないよう、見守るだけに徹しないとダメなんだよね。

これは、本を読む習慣に関しても、全く同様の事が。

小さい頃の読み聞かせにしても、「たくさん本を読む習慣を身につけさせたい」なんて下心有り有りでいくら読み聞かせても、そうそう、親の思惑通りには。

まず、読み聞かせる方が、自分も子どもと一緒に楽しむぐらいじゃないとねえ。

その上で、親自身も、子どもうんぬんは関係なく、毎日新聞に目を通したり、何かの本を熱中して読んだりって環境があって、始めて、子どもも自然と色々な本に興味を持ったりするようになるわけで、子ども自身が、「面白そう」、「楽しそう」って感じないと、ホントの意味での興味は出てこないし、身にもつかないんだよね。

自然環境やムシ、花等を親自身が好きなら、まず、教育うんぬんより、子どもを伴って自然の中に出かけ、子どもそっちのけで親が楽しめば、そんな親の姿を見て、自然、子どもも興味を持つように。

自分は特に興味がないのなら、自分の興味の持てそうな事で、熱中する姿を子どもに見せれば、というか、自らがいろいろ積極的に興味の幅を広げてチャレンジしてれば、自然、いろんな事にチャレンジしてみようって意欲が子どもにも出てくるもの。

後は、見守り役に徹して、口を差し挟み過ぎないように自重する事ができれば、自然と子ども本人が色々学んでいくもんなんですが。


■これまでに取り上げた「手造りオモチャの造り方」の一覧、順次更新中(。かなり内容が多くなってきたので、2ページに分けました。→ 手造りオモチャの造り方一覧(元気編)
 手造りオモチャの造り方一覧(科学編・しっとり編)


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author:Uncle K, category:子供の時間, 22:15
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