RSS | ATOM | SEARCH
やたらに「コミュ障」の若者を育ててどうすんの?って件
JUGEMテーマ:手造りおもちゃ


造形教室等のお仕事と並行して、いくつかの大学の研究室が研究目的等で行っている教育関係のアンケート調査等の入力や集計等のお手伝いを仕事としてやらせて頂いてまして、道路工事等と変わらぬ年度末の予算の辻褄合わせの都合で、毎年この時期はその種の仕事が重なって入ってきて、しっちゃかめっちゃかな状態に追い込まれます。

無理に帳尻合わせようとすると、それなりにムダも出てきそうで、「予算の管理」って話からするとヤブヘビではないのかなと思ったりするんですが。

と言うような話は本筋ではないので、どうでもいいんですが(笑)、何度か定期的に入ってくる仕事のひとつに、大学生対象に、自分のイメージを連想させる言葉を上げさせるアンケートがあり、毎度気になるのが、国立大学の学生が対象で、世間的にはいわゆる「勝ち組」って事になる若者達が書いているにも拘わらず、自分を肯定的にイメージしてる子がほんと少ないって事。

中でも頻繁に登場する言葉が、「コミュ障」。

これ、「コミュニケーション障害」って言葉を縮めたものですが、毎度、半数以上、たいていの場合、6〜7割の回答の中に、この「コミュ障」って言葉が登場。

周りの人とのコミュニケーションにあまり自信を持っていない印象を受ける回答内容って事で考えると、8割近い回答者が含まれる事に。

その大半は、自分をネガティブなイメージで捉える傾向があったりするんで、これ、教育の問題として考えると、学力テストの成績が何点か上がったり下がったりなんて事とは比較にならないほどかなり深刻な事態だと思うんですが、残念ながら、国の教育審議会等では全く関心すらないようなので、余計にこの傾向が気になるんですよ。

調査を実施している大学が特殊な例とは考えにくいんで、受験競争に勝ち抜いた国立大の学生でこれでは、他大学の学生や、そもそも大学進学の叶わなかった連中はどうなの?って考えると、かなり悲惨な状況だと思うんですが。

教室での子ども達の行動を観ていると、その日の活動が終わった後で、時には、新聞紙を丸めてガムテを巻いた自作のボールでドッヂボールが始まったり、また時には、これも新聞紙を束ねて自作したバットも使って、野球をする事になったり。必ず、おじさん先生(わたしの事です(笑))も引っ張り出されるのが、この寒い時期は少々有難迷惑だったり(笑)。

その場の雰囲気によって、野球やドッヂが室内での基地造りに変わったり、突然、縄跳びが始まったり(縄跳びまで常備してあるなんて、何の教室ですか?って話なんですが(笑))。

教室が始まる前に既に子ども達同士で密談が成立している時もあったりしますが、その日の成り行きで、いざとなったら気が変わったり、子ども同士で意見が割れたり。

それでも、さほどもめずに遊びが決まるのは、短時間のうちに子ども同士で様々折衝があり、駆け引きがあり、何となく場の雰囲気や子ども等の力関係等いろんな要素が絡み合った末の事。

人とのコミュニケーションをスムーズに行う能力って、こういった事の日々の繰り返しの中で自然に身に付けていくもの。自分を「コミュ障」と感じる若者が6割も7割もいるって事は、とりもなおさず、子ども達の幼少期からの毎日の生活の中に、こういう時間が決定的に不足しているって事に他ならないんですが、目先の教育の成果にしか目を向けない大人が多い結果、幼少期の子どもの過ごし方はさほど問題にされず、その結果自分をネガティブに捉え、人とのコミュニケーションに自信が持てないまま育ってしまった若者をに対して、やれ「さとり世代!」だの、「安定志向強すぎ!」だの、勝手な論評を繰り返しているだけって事に。

自己肯定感の薄さや、ネガティブな自己イメージ、過剰な安定志向も、親との関係で考えられがちで、「ほめる子育て」なんて子育て論がもてはやされたりしていますが、「子どもにやる気を起こさせる」って下心でほめても、子どもには簡単に見透かされますし、結果の良し悪しでほめられたり、残念がられたり、って経験を繰り返せば、逆に、子どもは委縮して、確実にいい結果を得られ、ほめられそうな事にしかちゃんと取り組もうとせず、自信の持てない課題は最初から一生懸命やろうとする姿勢を見せない結果につながったりします。

これも、子ども同士の切磋琢磨や自分なりの試行錯誤で、自分の思い描いた結果を導いたり、自分なりのポジションを安定させたりって経験を積んでいけば、努力の仕方も自然と身につき、自分なりの自信を持てたりするんですが。

相変わらず、ぶっそうな事件に巻き込まれて子どもが連れ去られたり、不幸な事になったりってニュースが流れたりして、小学生の高学年あたりでも、子ども同士で遊びに出かけさせるのを不安に感じる世相が続いていますので、安心して遊ばせる場所の確保も問題ですが、個々の事件が騒がれる量は増えているものの、実際、子どもが不幸な事件に巻き込まれる件数自体は逆に減っているという統計もあります。

安全の確保に知恵を絞るのを怠るのは論外ですが、もう少し、子どものおバカな行為や日常の遊びの時間、子ども期特有の様々な経験を大切に考える事も必要だと思うんですが。

■これまでに取り上げた「手造りオモチャの造り方」の一覧、順次更新中(。かなり内容が多くなってきたので、2ページに分けました。→ 手造りオモチャの造り方一覧(元気編)
 手造りオモチャの造り方一覧(科学編・しっとり編)


どろん子造形教室@ほぼ名古屋生徒募集中

活動内容の詳細はこちらから ⇒⇒⇒ スケジュール 一覧

少し前から、学習の指導も始めました。「子ども達に分かる楽しさを知ってもらおう」という趣旨で、学習や学校生活でのお悩み相談にも応じておりますので、お困りの事等を抱えておいでの方は、特に費用等は頂きませんので、お気軽にご連絡を。

※ツイッターアカウントは @dorasuky
author:Uncle K, category:子供の時間, 21:43
comments(2), trackbacks(0), pookmark
Comment
まあ、実際、当人のコミュニケーション能力がどの程度かって問題よりは、自分の事を「コミュ障」だって感じてて、自信が持ててない事が問題って気が。

能力的には欠けてるところが多々あっても、前向きになんでも取り組める姿勢があれば、やってるうちに何とかって面があるけど、どうもその逆の若い子が多いようで、これ、やっぱりまずいよねえ。

もう少しこの辺りを何とか変えられるように、子育てや、教育の方法を考える必要がありそうな気がしますがねえ。
Uncle K, 2015/03/02 3:26 PM
こんにちは。
今日は、日差しが春のようですね。
「コミュ障」そんなに多いですかぁ。
人材の仕事に携わっていると、「コミュニケーション能力」が云々と、よく出てきます。
大学でもソノ能力を高めようとか、必要とかやるんでしょうね。
いわゆる勉強の結果のように、パシッとした数値が表れにくいものなので、『未達成』『障害』という判断になるのかも。
もっとプラスの評価ができるようになる世の中になるといいですね。
tomoko, 2015/03/02 12:03 PM









Trackback
url: http://doronko.officeuk.biz/trackback/131