RSS | ATOM | SEARCH
スマホ依存症?LINE依存症?
JUGEMテーマ:手造りおもちゃ


今や「いにしえの昔」の話になってしまったので記憶が定かではありませんが、我が家で子ども達に携帯を持たせるようになったのは、高校入学の際に「行動半径が広がるから」と姉に持たせるようになったのが最初だった覚え。

持たせる際にはさほど深く考えなかったのですが、最初だか2度目だかの電話会社からの請求書に何万円にも上る金額が記載されているのを見て、目がテンになった事だけはよく覚えています(まだ定額制とかが導入されるずっと前の時代で、歳が判るってものですが(笑))。

当時との比較でも、現在は「隔世の感」って言葉がぴったりくるほど状況は変わっていて、1〜2歳児の子守にスマホを使うママさんが話題になったり、たびたび、小学生等が被害者となる連れ去り事件等が大きく報道されたりして、小1、小2の年齢から通学の際携帯を持たせる例がさほど珍しくなくなったり、中高生に至っては、この2〜3年であっという間にスマホを所持、LINEの利用がごく普通の姿に。

目新しく便利だったり面白かったりする技術が急速に広まる際の常で、TV、新聞等のメディアで、たびたび「スマホ依存症」とか「LINE依存症」とかが取り上げられ、市教委が中心になって市内全域の中高生にスマホの所持を禁じるところが出てきたり、「夜〇時以降はLINEの利用を禁止」だとか、「校内へのスマホ持ち込み禁止」だとか、学校単位で所持や使用に制限を設ける動きもたびたび報道されています。

スマホにしろ、LINEにしろ、単なる道具や技術なので、それ自体には功も罪もなく、益をもたらすか害をもたらすかは当人の使い方次第。大人の側にしたって、うまく使いこなせているかは怪しいもので、四六時中いじり回し画面から目が離せない感じの方、混雑した駅のホームでもスマホの画面から目を離そうとせず、通行のじゃまになってても気づかない方やホームへの転落事故の原因となる例すら出ている始末ですから、せっかく教育を受ける年齢の子達に対して単なる禁止や使用の制限で済ませてしまっていいのか、って気がするのですが、残念ながら、そういった意見は少数派。とりあえず、「勉強に身が入らない」とか「親が言ってもきかないから」とかってレベルの話で「学校で制限を」って方向に話が向かうのも「いつか見た風景」って感じが。

自分達の子ども時代は、TVやマンガが文化として社会に広まった時代で、「TVを観過ぎると思考力が低下する」とか「マンガを読み過ぎると本を読まなくなる」とか問題にされ、TVの視聴時間を制限した方がって議論が起きたり、マンガの学校への持ち込みが禁止されたり。自分達の子どもの時代になると、TVゲームの普及から、PCが普及して今に繋がるネット時代となって、今度は、「ゲーム依存症」とか「ネット依存症」って言葉が乱発されるように。

それが今、「ゲーム依存症」とか「ネット依存症」と言われてた世代が子育てする時代となって、自分達が育った時代の親と変わらない姿で「スマホ依存症」とか「LINE依存症」と騒いでいるわけで、「歴史は繰り返す」ってところなのでしょうが、「少しは進歩がないとねエ」というのが正直なところ。


使ってると便利だし、面白ければ、ついのめりこんじゃうのは普通の事。それが「依存症」まで行くかどうかは、それまでの子育てだったり、教育だったりがちゃんと子どもが「自律」に向けて育っていくために機能しているかどうかって話。

「スマホは便利」、「LINEは楽しい」である程度のめり込んでも、他にもいっぱい楽しい事、やりたい事が身の回りに溢れているような子どもだったら、それだけに「依存」してしまうような事にはならないわけで、毎日の生活が「やらされる事」だらけで、隙があればアニメのDVDやゲームに逃げ込むような生活を送っていれば要注意って話だったりするんですが。

そういう図式なら、むしろ、毎日の生活の方がスマホ依存よりよほど問題なわけで、単にスマホを禁じるだけでは意味がないと思うんですがねエ。

いわゆる放課後クラブと言われるような、学童保育や児童クラブ等では、けん玉や工作等の遊びまで、子ども同士を競わせて「やる気」を起させようとしたりって例も多いようですが、これだと、遊びまで子どもを追い詰める道具になってしまうので、得意な子も、上達する事自体を楽しむ事ができなくなってしまいますし、不得手な子は、やってみる気力すら湧かなくなってしまうと思うんですが。

スマホ等の使い方を議論する場に当事者たる子どもどころか、保護者の親や、指導する現場の教師すら参加していないケースが、さほど珍しくないのも、「進歩がねえなあ」と感じてしまうところ。

欧米では、大人と同列に子どもが話し合いの輪に加わる例が増えてますし、むしろ、子どもや親が全く話し合いに加わわらないケースが珍しいほどなのですが。

自分達の問題を子ども自身に考えさせるのは、大人へのステップとして重要な機会ですし、大人が決めたルールを押し付けるよりは、むしろ、子どもが考えをまとめる支援を行うようなスタンスの方が、ルールを決める事の効果も、子どもの成長にとってもずっといいと思うんですが。

また、それ以前に、家庭内で親子が望ましい使い方や注意する点等を話し合う方が先ですよねエ。

親子の間のコミュニケーションは、社会に出た際、きちんと周りとコミュニケーションがとれるかどうかの核となる部分なので、そういった話し合いもできないようでは、それこそ「スマホ依存」より、よほど重要問題なんですが。



■これまでに取り上げた「手造りオモチャの造り方」の一覧、順次更新中。かなり内容が多くなってきたので、2ページに分けました。→ 手造りオモチャの造り方一覧(元気編)
 手造りオモチャの造り方一覧(科学編・しっとり編)


どろん子造形教室@ほぼ名古屋生徒募集中

活動内容の詳細はこちらから ⇒⇒⇒ スケジュール 一覧

少し前から、学習の指導も始めました。「子ども達に分かる楽しさを知ってもらおう」という趣旨で、学習や学校生活でのお悩み相談にも応じておりますので、お困りの事等を抱えておいでの方は、特に費用等は頂きませんので、お気軽にご連絡を。

※ツイッターアカウントは @dorasuky
author:Uncle K, category:子供の時間, 22:32
comments(2), trackbacks(0), pookmark
Comment
まあ、書いてる本人も、胃の調子がイマイチでも、ついコーヒーは止められなかったりしますからねえ。誰でも何かしら、「分かっちゃいるけど、止められない」ものはありますから、あまり大騒ぎせずに、他の楽しみも見つけられるように仕向けりゃいいと思うんですが。
Uncle K, 2014/10/08 4:36 PM
「依存」は心地いいからね〜。

いま、カジノの話題もいろいろありますが
日本人がギャンブル依存になったらいけないから
とりあえず外国籍の人だけ入場可能にしよっかとか
依存ネタには、事欠きませんね。

気をつけます。
tomoko, 2014/10/08 12:29 PM









Trackback
url: http://doronko.officeuk.biz/trackback/122