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夏休みの過ごし方
JUGEMテーマ:手造りおもちゃ


夏休みが間近に迫ってきた事もあって、相変わらず、自由工作の宿題が健在なのか、当方の手造りオモチャの造り方を取り上げたブログの閲覧数がじわじわ上昇中。

コリントゲームがダントツ1位で、その後に、パタパタ屏風、折り染めの材料や手順等の一群が続くという、上位三傑は、ここ数年変化がなく、何故か、少し差をあけられた4位に、造り方の超簡単なスチロール・トレイの船が続くところも、無事に夏の宿題を終わらせたいというパパママさん達の親心が透けて見えて、なかなかに興味深いものが(笑)。

「せっかくの長期休暇、日頃はできない体験を」という親心と、「自分達の側に子ども等を取り込む絶好のチャンス」という業者等の思惑が相まってか、親子向けのイベントも多種多様。幸か不幸か、今年は講師等に引っ張り出される事は免れたようですが、自分の身の回りでも、自然観察ともの造りがワンセットになった野鳥の会等の親子イベントがいくつか。

ただ、残念なのは、自然観察はまだしも、もの造りの方は、準備や当日の指導が大変な事もあってかいずれも誰が造っても失敗しようのない(その分、もの造りとしての面白みも少ない)手造りキットばっかりでねえ。子ども達が創意工夫を発揮する余地がないのが、残念というか、もったいないというか・・。

ちょいちょい自分でもあちこちの講師を務めながら言うのもなんですが、1日、あるいは半日程度のイベント的な体験教室や講座等への参加の方も、「いろいろ体験させておけば、成長に繋がる」的な期待をこめて参加されるのであれば、やめておいた方が。逆に、自宅のお庭、あるいはベランダのプールで水遊びに興じるか、近所の公園でセミ捕りにでも熱中した方が、よほど成長に繋がる気がします。と言ってしまうと身も蓋もありませんが(笑)。

自分でもたびたび「幼児期、子ども期の空洞化」、「子どもの経験値がやせ細って」なんて話を取り上げ、自ら工作を教えたりもしているので、自ら煽ってしまっている面があるかもしれませんが、「体験」とか「経験」というと、即大人は、世界遺産に旅行したり、テーマパークに出かけたり、といった事を連想しがちですが、子どもが成長するために必要な「体験」とか「経験」は、もっと身近な日常生活の中での遊びや家のお手伝いといった毎日の積み重ね。そこの中で、いかにたくさん、面白い事や不思議な事、うまくいかない事等にぶち当たるか。いかにたくさん、頭を使ったり悩ませたりしながら、自分なりの工夫を積み重ねるか、という事で、大人の目からすればだらだらムダに時間を積み重ねているように見える毎日がゆったり長い時間をかけて積み重なり、それが結果として子どもの成長へと繋がるわけで、大人が1から10まで事前に準備し、どの子もたいくつしないように、安全に過ごせるように立てられた計画に沿って行動するだけのイベント等は、一時の親子の触れあいや楽しみを目的に参加されるのはいいのですが、そういった行事にたくさん参加される事で、お子さんの経験が深まるなどと過度な期待はかけない方が。

もちろん、そういったイベントへの参加が、日常の生活の幅を広げるようなきっかけにできるような内容であれば、それはそれでまた違った意義が出てくるのですが。

折しも、サッカーのW杯が終わり、残念ながら我が日本代表は1勝も上げられずに予選敗退となってしまいましたが、今後の代表強化に向けていろいろな立場の方のコメントが報道された中で、(残念ながらどなたの発言だったか失念してしまいましたが)元サッカー選手のどなたかが次のような内容の提言を寄せられていました。

「幼児向けのサッカー教室でも、コーチの指導に従い決められた練習をこなす内容のものばかり。試合状況に柔軟に対応できる力を養うためには、ゴールを設置するだけで、後は子ども達が自由にボールをける事を楽しめるような場と時間を造る必要がある」

これ、何もサッカーに限った事ではなくて、学校教育に代表されるように、日本の教育あるいは、子育て全般に欠けているものを指摘する内容かと。

子どもは常に大人の操作対象としての受け身の存在でしかなく、子どもの生れつき持っている学ぶ意欲や能力を活かすという発想が最初から欠けているため、国の教育改革の議論にしても、何をどういう方法で与えるかといった内容に終始しています。常に大人の指示をなぞるだけの活動に終始していれば、自己管理能力や本来の意味での学力(学ぶ力)等が身につくわけがないのですが。

学年や年齢に関わらず、1ヶ月を越える長丁場となる夏休みの時間は、いい方にも悪い方にも子どもが大きく変化する機会となりやすい期間。

新学期に見違えるように成長した姿を見せてくれる事もあれば、逆に、問題行動の引き金になるケースも。

とはいえ、せっかくの長期休暇、宿題が出ていたり、パパママさんの側にもいろいろ事情があったりで、理想通りいかない面もあるでしょうが、できるだけゆったり構え、大人の干渉を受けず、子どもが自分の五感をフルに使って思いのままに活動できる時間を可能な限り造ってあげたり、これを機に料理のお手伝いや洗濯物の片付け等、家庭内での自分なりの役割りを受け持つ事や、自分の身の回りの事はできる範囲で自分で責任を持ったり、といった事のきっかけを得る時期とするなど、是非、なんらか、子どもが自ら動く事を習慣づけるような機会として使ってもらえたらいいのですが。

ちなみに、自分の小学生時代を思い返せば、かなり忙しい小学生で、虫取りのタモを持って朝早く家を出たまま行方知れずとなり、何度か警察に捜索願が出されたり、お昼を食べる時間ももったいないほど、模型飛行機造りに没頭したり。合間には、友達同士の付き合いでボール遊び等もこなさにゃならん等々。

おかげで、宿題なんぞやっている暇がなくて、毎年やり始めるのは9月2日からだったり(笑)。

近頃は、夏の暑さも半端じゃなかったりするので、大変ですが、夏は毎年来るものの、6歳の夏、7歳の夏だったりは、各々今年1年こっきりで2度とはやってこない季節。年齢なりの充実した体験の溢れる夏休みを送れるように祈っていますね。



■これまでに取り上げた「手造りオモチャの造り方」の一覧、順次更新中。かなり内容が多くなってきたので、2ページに分けました。→ 手造りオモチャの造り方一覧(元気編)  手造りオモチャの造り方一覧(科学編・しっとり編)


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author:Uncle K, category:子供の時間, 15:56
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Comment
今の子ども達は、夏休みもけっこう忙しそうでねえ。可哀想になっちゃいます。暑さも半端じゃないんで、大人も含めて夏の時期ぐらいもっとまったりしないとねえ。と言いながら、自分もけっこうバタバタいろいろやってますが(笑)。
Uncle K, 2014/07/18 3:59 PM
小学校時代の夏休みは、自由研究に没頭していました。
夏休みいいですね。
私も、半月でいいので連続休暇をいただきたいです。
(*^_^*)
tomoko, 2014/07/18 12:05 PM









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